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Caligula -カリギュラ-

ドーモ。デジヘッズの皆さん。キタクブです。

仮想空間に閉じ込められ未帰還者となった主人公たちが、心の傷をディソードという武器に変え、現実世界への帰還に挑む物語。PS Vitaのソフト「Caligula -カリギュラ-」を、今回はイントロダクションする。ペルソナのスタッフが関わったことが発覚し、真ペルソナの呼び声もあったやりこみゲーである。

Caligula -カリギュラ-

Caligula -カリギュラ-

 

既に読者の皆さんは、冒頭の文章からお気づきであろう。これはまともなレビュウではない。おふざけ重点である。シリアスなどアウト・オブ・アモーだ。シリアス重点な方にはお帰りいただくしかないのである。

カリギュラというタイトルは、禁止されるものほど、やりたくなる人間心理を表したカリギュラ効果からつけられている。しかし、それだけではない。カリグラと呼ばれた古代ローマ・ミカド、ガーイウス・ユーリウス・カエサルアウグストゥス・ゲルマーニクスの無慈悲な暴虐ぶりを思わせる要素が、このゲームには散りばめられているのである。無慈悲!

 

 

シンジャは殺す。ボカロPも殺す。ついでにボーカロイドも殺す。

こんなにかわいらしい後輩が

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ジヘッドに出会えば

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わずか0.01秒でメンポを装着。間髪をいれずのアイサツだ。

ドーモ。キタクブです。シンジャは殺す。ボカロPも殺す。ついでにボーカロイドも殺す。慈悲はない!

ちなみに彼女の場合、豚にも無慈悲である。油ギッシュであろうものなら、次の瞬間、ツキジのマグロ解体ショーめいた光景が繰り広げられる。怖い。実際、怖い。

このゲームのコンセプトは、バーチャルアイドルμと、調子に乗っているボカロPを殺す重点である。作成者に何か嫌なことでもあったのであろうか。

前回までのあらすじ:バーチャルアイドル、兼ボーカロイドソフトのμがスカイネットめいて意思を持ち始め、現実に苦む衆愚を救済し始めた。しかし、どんなに心を癒したところで、現実の苦しみの前では無力であった。そこで、曲を聴いた人間の中から、現実からの逃避を選択したものたちを、理想の仮想世界の中へと閉じ込め始めたのである。なんというゴジュッポ・ヒャッポ! そして、閉じ込められた人々は、ここが仮想世界であることを忘れさせられ、理想を謳歌していた。

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しかし、ここが仮想世界であることに気づいたものたちがいた。彼らはキタクブとなり、現実世界への帰還を試みるのである。しかし、現実世界の苦しみから解放したいμと、μに楽曲を提供する有名ボカロP、そのボカロPシンジャであるデジヘッドが立ちふさがる。壮大なストーリーの幕開けだ。

 インストラクション1 ニンジャメビウスネームをつけるのだ!

まず初めにしなければいけないのは、仮想空間メビウスにおける主人公の名前をつけることだ。姓と名を漢字を含めて、それぞれ3文字以内でつけなければいけない。イチローモリタはダメで、デオチ・ジツならOKというわけだ。岸波白野のようなデフォルトの名前は用意されておらず、公式からはリアルネームが推奨されている。基本的に痛い子を除き、メビウスでは漢字でつけられており、メインキャラクターには楽器を表す漢字が含まれている(佐竹悟、柏葉乃など)。リアルネームをつけられない場合は、これを参考にすればよいだろう。アトモスフィアをおろそかにしてはならない。

 妄想に耽り、時間を貪りとられる。これがキタクブ・イクサだ!

カリギュラの暴虐ぶりは戦闘システムで遺憾なく発揮されている。雑魚戦であろうとも、1回の入力=PTメンバー4人×3アクション×タイミング調節(無限大)である。時間が恐ろしくかかるのである。実際、時間がかかる。その上、この戦闘システムがやりこみゲーを成り立たせるほどに、よくできた発想の仕組みでハマルのである。

時間がかかる。でも、やめられない。怖い!

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その恐るべき戦闘システムが、妄想トリガーイマジナリー・チェーンである。こうなって欲しいという理想の未来像を積み重ねていき戦うのである。まさにカオスヘッドカオスチャイルドの妄想トリガーを戦闘システムとしたようなものである。そのため、イマジナリー・チェーンの未来は、実際の未来とは必ずしも一致しない。実際に行動したことが、妄想通りに進むとは限らない上に、相手も同様の力でもって、妄想ハックしてくるのである。そのため、如何に理想の未来へと近づけるかが鍵となってくるのである。

 サッカーしようぜ!お前ボールな!

とはいえ、この戦闘の基本は、全員で敵をフルブッコだ! まさにユウジョウ! 妄想シンクロを駆使し、 仲間との力を合わせ、如何に敵をボコるのかが、重要となっている。たとえ、雑魚であっても、死体殴りからの派生技で更に追い討ちをかけるのは、チャメシ・インシデント。HP7000の敵に、50000ダメージはもはやゴジュッポ・ヒャッポなゲームである。それはボスであろうとも変わらない。実際、殆どのボスはボールと化した。サツバツ!

 ノーカラテ!ノーキタクブ!

戦闘の鍵、それはカラテである。如何に強力なヒサツ・ワザを持とうとも、あたらなければ意味はない。敵をボコれなければキタクブではないのだ。それを成す鍵が、しっかりしたカラテである。

これはジュージツの構えではない。太古の暗殺拳チャドーの構えだ!

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 ナムアミダブツ!チャドーの構えから放たれる、このタツマキケンめいたヒサツ・ワザは、ボールめいて敵を打ち上げる。

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 敵をボールとするために、おすすめのキャラクターを紹介しておこう。基本的に多くのPTは、この中の誰かが入る形になる。

巴 鼓太郎

範囲打ち上げを含めた3種類ものウチアゲ・ジツを持つ、打ち上げのスペシャリストだ。先ほど紹介したヨンレンセイは、出が早く殆どの敵の攻撃をつぶした上で、打ち上げる無慈悲な暗殺拳である。たとえ、1手、2手と外れたところで、3手目が当たれば相手を打ち上げる、実に理不尽めいた、沢山撃つと実際当たりやすいを体言した技である。その上、まるでアニメやマンガめいたラッシュ技から、空中で当たれば相手を燃やす残虐なカトン・ジツまで完備。イタレリツクセリ!

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その反面、カウンター技がなく、打ち上げ以外では対応力に欠ける面もある。

 響 鍵介

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多人数相手に真価を発揮するイアイドのタツジンで、各種カウンターが揃っているカウンターのスペシャリストである。実際、多くの敵に襲われたときは頼もしさ倍増である。特にアップデート前のストーリー後半は、スニーキングミッションと化す。あまりの敵の多さは無慈悲であった。一度見つかれば、倒しても倒しても、その隙を狙うがごとく、次々と襲われるのである。

その反面、打ち上げ技もあるが、他の2人に比べれば劣る。

峯沢 維弦

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打ち上げ、カウンターを有し、イアイドからイアイドへの連携が強力なイアイドのタツジン。基本的にダメージ重点である。その攻撃の強力さと、他の仲間との連携が難しいことから、後半以降になってから使用し始めるプレイヤーも多い。また、その戦闘能力も然ることながら、見た目に反して(?)、カリギュラ屈指の萌えキャラである。わらうな、たいぶしろ。

 

他のメインキャラクターも軽く紹介しておこう。

佐竹笙悟

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ダウン追撃、打ち上げ追撃に、リスクブレイクへのヒサツ・ワザと追い討ちが強力だ。基本的に動作が遅いものの、ヤクザ・キックで敵をダウン可能。最低限の妨害はできるウデマエである。ゴウランガ! ちなみに、メインストーリーのヒロイン枠であり、ヘッズからは、ショーゴ=サンとは呼ばれず、足グキ先輩と呼ばれるのである。ブクブ=サンの罪は重い!

篠原美笛

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表情豊かなカワイイ後輩、通称ミフエッティー。打ち上げ技もあるが、基本はリスク付与重点である。リスクがたまった敵に対する、容赦のない追い討ちが魅力的だ。ダウンした敵の腹部に、飛んでくる蹴り。無慈悲!実際、容赦ない。多少、扱いにくいのが欠点である。

神楽鈴奈

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キタクブの中で唯一、スタッフからいい子認定されたカリギュラでは珍しい、正統派ヒロインである。そのバストは豊満であった。防御が低いことを除き、ガードブレイクに、麻痺にリスク付与、敵の攻撃の妨害、強力な対空攻撃に回復と万能である。また、限定的な打ち上げ技もある。天は二物を与える である。

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そのバストは豊満である。

柏葉琴乃

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一人だけペルソナをやっている強力なアタッカーである。対空ヒサツ・ワザのブッダ・デーモンの如きセラフィム召喚が強力無比であり、防御ダウンのデバフから回復までも行える。ただし、敵の行動を阻害できる技に乏しく、基本的に仲間に敵を打ち上げてもらうことになる。そういう意味でのワザマエはとても低いことに注意。

守田鳴子

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サイバネ遠隔攻撃端末、ビャッコ・ハクタクをインプラントされたIRCで操る、乱戦で真価を発揮するトリッキーな戦闘スタイルである。各遠隔端末が範囲吹き飛ばしと範囲打ち上げを行えるため、複数の敵を阻害できる。ボードコントロール効果倍増である。また、空中打ち上げの維持と優秀なガードブレイク技を持つため、仲間との連携もそつなく行える。ただし、使用者は少なく、カリギュラでなければ、そこそこ人気はでそうな見た目にもかかわらず、キタクブで最も空気に近い人気である。無残!

フーリンカザン、チャドー、そして、フーリンカザン

キタクブ・イクサの秘訣、それは フーリンカザン、チャドー、そして、フーリンカザン だ。幾らキタクブの強力なカラテを駆使したところで、これを疎かにしているようでは、強敵には勝てない。メインストーリーに出てくる三下ばかりに勝ちを拾ってきた、胡乱なキタクブにならないために必要なインストラクションだ。

フーリンカザン…即ち、周りの状況を利用し、有利に戦いを進めることである。相手の行動を利用しカウンターをしかけ、予測を超える相手の行動を予測し、事前に潰す。たとえ、妄想トリガーイマジナリー・チェーンで相手の攻撃が見えようとも、実際の行動がガードだったりするのも、後半はチャメシ・インシデントだ。カウンターや打ち上げ技と同時に、ガードブレイクを仕込むのである。

そして、フーリンカザンで相手をボールに変えたところで、強敵は1回の連携では倒せない。そのため必要とされるのが、スタミナの維持だ。幾ら強力な一撃を放とうとも、トドメを与えるまでに力尽きては意味がないのだ。仲間が敵をボールと化している間に、適切にスタミナ回復するのが重要となってくる。これがチャドーの教えだ。

そして、フーリンカザンである。チャドーからとどまることなく、こちらの攻撃に繋げていくのである。これができれば、幾ら強力な敵であろうとも、ベイビーサブミッション。幾ら強力な攻撃であろうとも、攻撃できなければ意味がない。千発のスリケンでダメなら、一万発のスリケンを投げればよいのだ。ゆめゆめ忘れるなかれ! 

ストーリーは悪くない、しかし、どこか足りない

メインストーリークリア後の感想としては、RPGとしてはストーリーは悪くないのかもしれないが、しかし、どこか足りないのである。ある意味、あっさりしている。そう感じる人がいるかもしれないが、おそらく原因はそれだけではない。よくある典型的なテンプレートの羅列に感じてしまう点である。確かに、気がついたときには、メインキャラクターたち(敵側も含めて!)に愛着を持っていたりするが、やはり核の描き方が薄く感じてしまう点である。最低限の内容だけが描かれている感じで、感情移入させるための間が薄いのである。

私の場合、同じように現実からの逃避を題材にしたカオス・チャイルドというゲームをプレイしているため、どうしても描き方が弱い感じがぬぐえない。ただ、比較対象がそもそも、ノベルゲーに近いもので、非常にメッセージ性が高すぎる作品のため、そんなものと比較するな!という意見は正しい。

ただ、決して悪いと言っているわけではない。きっとどこか光るものがあるから、物足りないと思えるのだ。ペルソナが今では失ってしまった何かがあると、そんな気のする作品である。今後のアップデートでシナリオの掘り下げとかあるなら、とても期待したい。

番長も真っ青 目指せパーフェクトコミュニケーション500人越え!

メインストーリーが終わってからがやりこみげーの本番だ。(選択肢によっては)対人関係が苦手で、みんな消えてしまえばいいと思っている主人公に、7クラス×3学年の生徒すべてとパーフェクトコミュニケーションを行い、運命の人になれというのである。500人越えとか、まさに無慈悲。しかし、これがある意味、カリギュラのメインとも呼べる。こんなものを実装した暴虐さも含めて。

メインストーリーが終わっても、メビウスの謎は残されたままとなっている。そして、何故、メインストーリーのラストに繋がる行動を、敵は採らざる終えなかったが語られるのである(はずである)。各クラスには事件や問題が隠れており、生徒との輪を広げていくことで、語られていく作りとなっている。

因みに、主人公たちは、心の傷を力に変えて戦っていることを思い出して欲しい。カリギュラの面白いところは、生徒と仲良くなることで、心の傷を暴き、悩みを取り除くことで、心を傷を摘出し、自らの力と変えていくことである。字面からして、不穏なアトモスフィアが漂うが、安心してほしい。実際、悩みによっては、暴虐としか思えない行動をとるのである。

たとえば、腐女子であることに悩む腐女子に、他の腐女子を紹介することで安心させるのは(根本的な解決にはなってない気もするが)まだいい。恋愛依存症であれば、ヤンデレを引き合わせ、秘密が知られることを恐れる生徒には、他の生徒の秘密を暴くことで、弱みを握らせ安心させる。悲劇のヒロインぶった生徒へは、詐欺師のテクニックを学ばせることで、言動に真実味を持たせ、人に信じてもらえるようにするのである。

ブッダ!極めつけは、どうにもならないのであれば、悪魔と取引させるのである。これはメガテンでもペルソナでもない。

メビウスは仮想世界でありながら、人々の心の傷や集合的無意識で満ちており、現実逃避するならずものどもの吹き溜まりである。さながらエンドレスイリュージョンめいている。当然、悪魔も、こんな感じで存在するのである。

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ちなみに、この悪魔、ツンデレである。

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中二病・・・とは決して口が裂けても言ってはいけない。いいね?

ハクスラ要素も当然完備

カリギュラ特有の中毒性の高い戦闘システムを堪能する要素も用意されている。ワードリワードという機能があり、敵からのドロップで取得したワードを入力することで、新しいエリアが開放されるようになっている。(ちなみに、ドロップ率はかなり低めのため、ネットを介してプレイヤー全体で協力が前提の機能だ。)もちろん、開放されたエリアの敵は強力であり、ドロップするアイテムも強力だ。メインストーリーのクリアではLv30もあれば十分だが、Lv30以上の敵は当たり前で、Lv130とかもいたりするのである。これだけあれば、戦闘を飽きるまで堪能できるはずだ。

また、ワードリワード以外にもハクスラ前提の要素も多くちりばめられている。実際にプレイした方であれば、ご存知であろう。初めのステージの階段下で、生徒をいじめている不良ですらLv30である。メインストーリーのラスボスよりも強く、いじめられている生徒を助けるためには、Lvを上げるしかない。無慈悲! 実際に暴力を振るうヤンクの恐ろしさを教えてくれるのである。ちなみに、いじめられている生徒もヤバレカバレになっているときがあり、タイミングによっては逆に襲い掛かられる。ネズミは二度噛めばライオンをも倒す。アナフィラキシーショックなりとはこのことだ。心の傷が力になるメイビウスにおいて、常にいじめられていたということは、常にLvアップしていたと同義語である。この生徒、ヤンク以上にLvが高いのである。実際、すごく危険。ミイラ取りがミイラになること必死。

真ペルソナとは言われたが、ペルソナにはなれなかった作品

真ペルソナとは言われていたものの、やはりペルソナにはなれなかった作品である。音楽においても同様である。そもそも、ハイカラではない。単に聞いているだけでは、少し痛々しい感じがする曲である。しかし、それがカリギュラである。歌われているのは、痛々しい心の傷である。痛々しいのも当然、ハイカラであっていいわけがないのだ。メインストーリーをクリアした後で、楽師たちの心の叫びとしてもう1度聞いて欲しい。何ともいえないものが広がってくる。実におくゆかしい音楽だ。

非常に荒削りゆえに、バグも多い

致命的なバグは少ないものの、残念ながらバグは多く、バランス調整も足りなかったりする点が多い。それでも、アップデートが行われており、Ver1.03になった今はそこそこ快適になっている。今後もアップデートが行われることから、期待したい。

結論:完全版が欲しい!

結論から言えば、荒削りで問題も多いが、魅力も多い作品である。非情な暴虐ぶりを発揮し、プレイヤーに無茶を要求してくるゲームでもあるが、それよりもまして、世界観&戦闘システムのコンセプトが魅力的で非常に好感が持てる。正直、キャラクターシナリオ等を充実させた完全版あたりが欲しいところである。というか、出たら買う。

そして、このままで終わるのは勿体無い戦闘システムである。続編とかにとても期待したい。