ライトノベル

布団なる石川博作の品々

タイトルに意味はない。ただただ石川博品の作品を紹介するのが今回の記事である。 何事にも切欠は必要である。年末に発売された「先生とそのお布団」なる文庫が、思いの外よかったせいもあろう。あるいは、そろそろ記事を書かねばと重い腰を上げようと、年の…

【感想】決定版はアニメ! オカルティック・ナインにゲームは不要な件について

少し前にオカルティック・ナインってアニメあったの覚えてる?wそのゲームが最近出たらしいんだよね それでやってみたんだけどwこれ、ゲームいらなくねw だってですよwアニメの劣化ってwwwTRUEエンドがアニメそのままって、ゲームの意味なさ過ぎでしょ…

アニメ化の功罪 ~俺の妹がこんなに可愛いわけがない 12巻~

「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」12巻は賛否が分かれる作品である。実際、賛否両論なんてものではない。「気持ち悪い」という侮蔑か、よくやったという賞賛である。なぜこうも分かれ、どうしてこの結末を書くに至ったのか。それが今回の主題である。 …

魔術士オーフェンはぐれ旅 新シリーズ

「魔術士オーフェンはぐれ旅」が「我が聖域に開け扉」で完結してから、5年後に開始された「魔術士オーフェンはぐれ旅」の続編となる新シリーズを紹介したい。とは言っても、一度完結したシリーズを再び始めることには、あまりいいイメージを持っていない人…

安達としまむら

入間人間は青春コメディこそが真骨頂だと思う。いや、別に真骨頂というわけでもないかもしれないが、少なくても「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」「たったひとつの、ねがい」のような悪文・・・中でも強引過ぎるミスリードがお約束ということがなく、初…

スレイヤーズ 25周年あんそろじー

スレイヤーズ刊行25周年を記念して作られたアンソロジー「スレイヤーズ 25周年あんそろじー」の感想です。 スレイヤーズ 25周年あんそろじー (富士見ファンタジア文庫) 作者: 神坂一,秋田禎信,橘公司,愛七ひろ,日日日,初美陽一,あらいずみるい 出版社/メーカ…

耳刈ネルリ

耳刈ネルリは、石川博品による「耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳」、「耳刈ネルリと奪われた七人の花婿」、「耳刈ネルリと十一人の一年十一組」の全3巻の作品である。1巻のタイトルからもわかるように、ラノベの中でも色物の作品である。 耳刈ネルリ御入学…

「ブギーポップは笑わない」と上遠野浩平

言うまでもなく、「ブギーポップは笑わない」は電撃文庫だけに留まらず、ライトノベルの方向性にも影響を与えた作品である。しかし、最近では、感想は書かれても、ブログで紹介しようとすることは少ないため、最初の記事でもあるし取り上げてみた。 ブギーポ…